事業承継成功事例

稲庭うどん 瀧さわ家 代表 瀧澤 崇 様

依頼をする前の会社の状況を教えてください。

ご相談に至った理由はどういったものでしたか?

 

中小企業等再生支援協議会支援で相談をしていたところ、メインバンクの方から事業引継ぎ支援センターに相談してはどうかとアドバイスをいただき、その銀行の担当者と木坂先生に相談させていただきました。

 

借り入れがあった状態で震災が起きてしまったため、借り入れが二重になってしまい、債権買取やリスケの相談を再生支援協議会していたところでした。

 

震災後は自営業向けにはなかなか助成金がなく、日本政策金融公庫から資金を借りていました。

 

その後状況は改善しつつありましたが、過大債務からは解放されていなかったこともあり、中小事業者向けの再生支援協議会に相談をしていました。

 

当時の会社雰囲気や売上はどのようなものでしたか?答えられる範囲でかまいません。

あまり良い状態ではありませんでした。自転車操業といった状況で、資金繰りをいつも気にしていました。

 

また、既存のお客様をリピートしていただく施策はしていましたが、新規客開拓のための戦略を練っていませんでした。

また、父が始めたうどん店であることもあり、お客様の高齢化が進んでおり、客足は減少していました。

 

震災当時は引き継ぐつもりはありませんでした。

しかし、震災で店舗が被災したため、ボランティアの方に復興のお手伝いをしていただきました。

そうした後押しを受けて、自分の両親が24年間やってきたお店を絶やすことがもったいないと思うようになりました。

 

どのような思いでご依頼をされましたか?

ご依頼頂くまでにあった不安はありますか?

引き継ぎ支援をしていただくことがはじめてだったので、「本当によくなるのか」と漠然とした不安がありました。

 

ご依頼を頂いた時の意気込みなどはありましたか?

 

東日本大震災のすぐ後でしたから、復興の狼煙を上げたかったと強く思っていました。

 

また、創業者である父親に、「息子に引き継がせて良かった」と思わせてあげたいという思いもありました。

 

自分でやっても事業は引き継げないと思ったため、センターで木坂先生にお会いして、木坂先生のお人柄が良く安心でき、すぐこの先生に頼みたいと思いました。

 

木坂先生は父と私の間に入って話をしてくれるので、今まで伝わらなかったようなことの話し合いがスムーズに進んで驚きでした。

既存のお客様が高齢化していき、店舗に来客いただくお客様が減少していたため、自ら動いて集客を強化したいと思っていました。

また店と家計が一緒になっていることに不安があり、それも改善したいと考えていました。

 

木坂先生はどういうお人でしょうか?

 

木坂先生の弁護士の先生っぽくないところが好きですね。

 

とても親身になってくださり、草むしりをしている父の隣に普通に一緒に座って気さくに話してくれたことが印象に残っています。

 

一緒にいて居心地のよい先生だと思います。

 

先日、事業承継の成功事例を紹介してほしいと自民党内の小委員会にお声がけいただき、木坂先生と自民党本部を訪問する機会がありました。

委員会はお昼の時間に行われるため、会議中にカレーが出されるんですが、僕らは知らずにその前にカレーを食べてしまったんです(笑)

それくらいお茶目な先生で私は大好きですね。ちょっと脱線してしまいましたね。

 

はじめての相談時に感じたことはどういったことでしたか?

一緒にやっていきたいと思いました。私には相談する人がいませんでしたから、木坂先生に何でも相談できる安心感は大きかったです。

銀行関係やリスケと事業引継ぎを一緒に相談できる人がいませんでした。

私と父の間に入って、「私がお父様に話をしますよ」とってくれる方は本当にいないんです。

あのとき木坂先生に依頼していなかったら震災の余波でつぶれていたかもしれません。

 

依頼をしてまず起きた変化は何でしたか?

 

まずは経理関係が透明化できました。

 

次に、従業員が私の意見と父の意見を両方聞いて、ダブルスタンダードになってしまっていたのですが、それが解消されました。

 

また私についてくれる人が増え、進めやすくなりました。

 

従業員とコミュニケーションを積極的に取るためにライングループを作ったことも良い効果がありました。

 

木坂先生に依頼をしてからどのような支援をうけましたか?

木坂先生は私と父の両方に個別に面談(相談)をしてくれました。

父に私から同じ投げかけをしても反発されてしまい話し合いにならなかったのですが、木坂先生の言葉は父がよく聞いてくれて、初めて面談をしてからたった2カ月くらいで父の態度が変わり、事業承継に向けた覚書の作成まで進みました。

これはとても驚きました。元々父は頑固ではありませんでしたが、店を継ぐという話については、木坂先生に依頼するまでは、数年間一進一退で進んでいませんでした。

 

このような親族内承継の場合、第三者が間に入って意見を取り次ぐことが非常に効果的です。

もちろん今回スピーディーに進んだ理由の1つとしては、社長がお父様への敬意を終始示されていたこともありましたね(木坂弁護士)。

 

事業承継後はどのような変化がありましたか?

一番はお客様や売上が大きく伸びました。

 

先にもお話をさせていただきましたが、当店は既存のお客様が高齢化していき、店舗に来客いただくお客様が減少していました。

 

そこで自ら動いて集客を強化したいと思っていました。

 

承継を進めることで、私が経営やマーケティングを主導して進められるようになったため、客単価をあげることや、回転率の改善、年代層を若返りなどにも力をいれることができました。

また、それと同時に今までのお客様もフォローする取り組みもでき、売り上げアップにつながりました。

 

たとえば、お客様のターゲットをご家族向けにするために、机を多くしたことや、モダンなイメージにするために音楽をジャズにするなど、工夫をしてみました。

おしゃれなイメージにすることで、松島のメインストリートから少し離れていますが、海外のお客様を集客できるような取り組みもしています。

 

また物販や仕出しなどもはじめたため、売り上げを作るルートも出来ました。

私が色々工夫していると、従業員さんも変わってきてくれて、従業員からアイディアを貰って打ち合わせすることも多くなりました。

またそのまま飲み行きません?と誘われて行くことも増え、コミュニケーションも増え、良いことずくめでした。

まだ個人事業主なんですが、法人化を検討しないといけないほどになりました。嬉しいです。今後木坂先生に法人化のお手伝いもしていただく予定です。

 

また、対外的で一番大きな動きだったのは、ミシュランガイドのピブグルマンに掲載されたことですね。効果は絶大で、雑誌やテレビなど、マスコミに取り上げられることも増え、お客様も増えました。

 

事業承継を木坂先生に依頼して一番よかったと思ったことは何ですか?

とにかく間にはいってもらうことが大事だと思いました。

家族の中で進めてしまうと感情的になって進みませんし、喧嘩をしてしまってもとても悲しい結果になってしまいます。

 

今後の会社の展望を教えてください

毎日お客様の笑顔を見れるようなお店にしていきたいと考えいています。

 

また、稲庭うどんという、日本の素晴らしい文化を次世代に残す力になりたいと考えています。

 

稲庭うどんは秋田の文化ですから、このお店も秋田のアンテナショップのようにしていきたいとも思っています。

 

あと、少し稲庭うどんからは外れるのですが、文化伝承のためにお店の中に釜神様(※1)をおいています。

こういうの、海外の旅行者の方はすごく好きなんですよね。海外の方にも日本の食文化以外の文化も知っていただきたいんです。お店に来たきっかけで、この地域の文化を持って帰ってもらえれば、とても嬉しいと思っています。

 

※1:土製や木製の面である。多くは憤怒の形相をかたどり、台所の柱や竈の上などに、出入口や外をにらむようにして飾っておく、この風習は宮城県から岩手県南部にかけて広くみられる。一般に火難よけ、魔よけ、家内繁盛のためという。家を新築し、竈を新しくした際火の神を祀る意味で、家を造った材料の一部を使って、大工や左官に作ってもらうことが多かった。現在この風習はすたれ、僅かに旧い民家に残存しているのみである。

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